業務内容
当院の言語聴覚士は、内部障害や脳神経領域と幅広い疾患に対して、失語症や構音機能といった言語機能のほか、高次脳機能や摂食嚥下機能に対して検査や指導・介入を行なっています。
入職後は、まず摂食嚥下リハビリテーションを中心に行っていきただきます。その後、VE・VFやNSTなどの業務にも携わっていただきます。
当院では、言語聴覚士が積極的な働きかけを行っており、言語聴覚士と医師をはじめとした多職種間の信頼関係が築けていることが、患者さんの生活の質に繋がっていくと考えています。
【業務内容】
① 内部障害領域(内科・外科・耳鼻科)・脳神経領域(急性期)
摂食嚥下障害を呈した患者に耳鼻咽喉科とリハビリテーション科の医師と連携し嚥下内視鏡検査(VE)、嚥下内視鏡検査(VF)を行っており、適切な評価や訓練ができるように医師とも相談しながら嚥下訓練を進めています。
② 脳神経領域(回復期)
構音障害、失語症を含む高次脳機能障害の評価、リハビリ介入を中心に行っています。言語聴覚療法室という5つの個室があり集中した環境でリハビリができます。また豊富な評価用具と訓練道具もありリハビリをする上で充実した環境が整っています。
③ チーム連携
超急性期から早期の嚥下機能評価を行い、医師と連携し、経口摂取の可否に関して相談をしています。また摂食嚥下認定看護師と病棟の口腔ケアや食事介助法の体制づくりを行っています。当院はNST活動も盛んに行われており、NST専門療法士の資格も取得でき、病棟専従の管理栄養士と嚥下調整食の相談や補食を合わせた栄養管理など言語聴覚士も栄養に関して積極的に関わっています。